「地元住民とコミュニケーションを
とりながら地域に入ってきて
ほしいです。」
- 年代
- 10~20代
- 職業
- 農業
- 移住区分
- 生粋の魚津市民
- 家族構成
- その他
現在の仕事、活動(地域活動)していること
高校を卒業して2年間を週1回、農業高校の農業特別専攻科に通いながら、入善町の会社で農業研修を行い、現在この仕事に就いて5年目になります。
稲作を中心として、夏は育苗の販売、畦(あぜ)塗りや作業受託をしながら田植えをしています。夏は農薬散布をしながら草を刈り、秋には収穫や管理作業をし、冬にはイノシシや熊など狩猟をしています。毎日、朝から夜までゴールの見えない仕事です。
もともと実家が農業をしていたので農業ができる基盤ができていました。もちろん学生の間も手伝っていて、この基盤を崩したくなくて農業という道を選びました。
立て込んでくれば休みはありませんし、夜が遅くなることもありますが、そんな中で自分のペースに合わせながら仕事ができることはすごくありがたいです。ただ、自然災害に左右されたり、天候には逆らえなかったり、高齢化・過疎化で人間関係が難しかったり、大変なこともある仕事です。
魚津に対する想い
今はまだ個人でやっていますが、将来的には農業をする人も少なくなってくると思います。それに、米を主としてやっていますが、今後輸入されるようになれば、日本国内の主穀作もどうなるかわかりません。いずれは、施設を整備したり法人化してしっかりとした基盤で農業をしたいです。
今でも手伝いに来てくれる友人や私より若い子で就農した子がいる中で、作業場などをしっかり整備して、これからもっとたくさんの若い人達と一緒に農業をしたいですね。
住んでよかったと思うこと
海が近くて、山も近い。すぐそばには川も流れていて、自然であふれているこの環境が好きです。
子供の頃は、川が近くて川遊びによく行きましたし、今も夏場は涼みがてら、山にも遊びに行ったりします。また、ここからは海も一望できますし、海、山、川といった自然に包まれています。
この片貝地区は山だと思われがちですが、車ですぐに街に出れるので、自然を近くにしたすごくいい環境にあると思います。
生活パターン
ここが不便だと思うこと
収穫時期には日をまたいで仕事をしたり夜が遅くなることがよくあります。そういった仕事が遅くに終わる日なんかは買い物に出るとスーパーなど早く閉まっていて、思うように買い物ができない日もあります。それに、片貝地区にはコンビニやお店もないので街がすぐそばにあるとはいえ、近くにそういった店がないのはやはり不便に感じる時がありますね。
携帯電話のワンセグが入りにくかったり、噂がやたらと早かったりといったこともありますが、生活する上でそこまで不満や不便に感じることは少ないと思っています。
移住される皆さんに一言
定例の寄合に参加してくれないといった地元住民からの話を聞くことがあります。もちろん、地元住民が移住者の方にここでのルールを教えることも必要だと思いますが、色んなところに顔を出したり、地元住民とコミュニケーションをとりながら地域に入ってきてほしいです。
あと、山の人はズバズバと言葉がきついままにモノを言いますが、あまり気にしないで下さい。自分たちでも普通に話しているのか怒っているのか分からないくらいです(笑)