「魚津の人は温かいです。
知り合いになると、すぐに協力しあう関係になりますよ。
」
- 年代
- 10~20代
- 職業
- bel tempo 店主
- 移住区分
- Uターン
- 家族構成
- 独身
現在の仕事、活動(地域活動)していること
2018年9月に 「どーなつとおやつのお店 bel tempo(ベルテンポ)」を魚津市中央通りにオープンしました。
「bel tempo」はイタリア語でいい天気だねという意味です。北陸は曇りの日が多いので、ドーナツや焼き菓子をほおばって、笑顔になって欲しいという思いを込めています。また、小さな子や妊婦さんにも安心して毎日気軽にパクッと食べられるおやつを作っています。
店内には、お菓子を食べているお客さまの顔を見ることができたり、声を聞くことができたらいいなと思い、カフェスペースも作りました。
魚津に対する想い
高校卒業後、大阪の専門学校に進学しましたが、当初から、卒業後は富山に戻ろうと考えていました。時間の流れの感じ方なのか、大阪は住みにくく感じていました。
卒業後、富山に戻り氷見市のケーキ屋さん、黒部市のパン屋さんで働きながら学んでいましたが、場所や設計士さんとの出会いなど、色んなタイミングが良い方向に進み、中央通りで開業することができました。小さいころ、お祭りで中央通りに来たときに「ここでお店を開きたいな」と漠然と思ったことを思い出し、中央通りに不思議な縁を感じました。
お店を始めてからとくに感じるのは、魚津の人は一度知り合うととても仲良くなり協力し合います。個人店同士もお互いのお店の良さを引き出し、仕事としてもつながり、お客さまからも「魚津の店舗さん同士って仲が良いのですね」と言われます。
住んでよかったと思うこと
商店街を散歩コースにしている老夫婦が、休憩場所としてコーヒーを飲みに寄ってくれたりすることが増え、こどもからお年寄りが集まるアットホームな場所になりつつあり、うれしいです。
魚津駅近くに私が大好きな居酒屋があるのですが、そこのおじさんと話すことがとても楽しく、ほっとします。私はこの居酒屋でアットホームな居心地の良さを感じているのですが、「bel tempo」もお客さまにとって居心地の良い場所になってほしいと思っています。
魚津に戻ってきたことを感じるのは、田んぼのあぜ道に寝転んで流星群を見たりしているときです。広い空は、星もきれいで最高です。
生活パターン
ここが不便だと思うこと
車を運転するようになってからは、あまり気にならなくなりましたが、学生の頃は移動手段が限られていて、バスや電車などの本数も少なく、とても不便だと思っていました。
商店街では、お店の閉店時間が全体的に早いので、夜は少し寂しくなります。だから、商店街に飲み屋さんがあったらいいのになって思います。商店街のいいところは、商店街の店舗さん同士のお客さまが行き来するところです。お肉屋さん、魚屋さんに来られた方が、ふらりと「bel tempo」に寄ってくださる方もたくさんいらっしゃいます。
ふらりと寄れるお店がもう少し遅い時間まであると、また中央通りの雰囲気が変わる気がします。
移住される皆さんに一言
山がとても近く、車があれば一日で海から山まで満喫できます。そして、魚津の人はとても温かいので話かけてみてください。きっと、色んな情報が入ってくるし、協力してもらえると思います。そして、どんどん色んな方とつながり、とっても楽しい魚津での生活を送れるはずです!!
令和元年4月 インタビュー