「知り合いを作ると、どんどん世界を広がります。」
- 年代
- 30~40代
- 職業
- ガーデンプランナー・造園業『庭音』
- 移住区分
- Uターン
- 家族構成
- 夫婦子持ち
現在の仕事、活動(地域活動)していること
富山市内の造園会社に勤務しています。実は、2週間前まで、産休・育休中でした。以前、会社に働き方改革の提案をし、在宅勤務を取り入れてもらったので、現在、私は在宅勤務を選び、魚津営業所の設立を目指しています。
私は、コミュニティ作りに自然(緑を育てること)を活用し、緑を通してコミュニケーションを築けたらと思っています。それにはまず、一番身近な自然である庭からのアプローチがいいのではないかと思い、今から10年前に社内ブランドとして「庭音(にわのね)」を立ち上げ、庭の設計やお手入れのサポートをしています。
「庭」を通して自然環境の大切さやオーガニックガーデンの魅力をどんどん広げていきたいと思っています。
魚津に対する想い
高校卒業後、県外の大学に進学しましたが、入学当初から、卒業後は富山に戻ると考えていました。3姉妹の長女である私が、富山に戻ることは当たり前だと思っていましたし、何よりも魚津市が好きだったからです。
造園業の世界に入ったのは、高校生の時に読んだレイチェル・カーソンの「沈黙の春」がきっかけです。環境問題に興味を持ち、農学部を専攻しました。「庭」を通して植物の大切さを伝えたいと思い、造園会社に入社したのです。在宅勤務をすることで魚津での仕事も増えていくと思います。すばらしい魚津の自然環境を色々な人、場所で伝えていきたいです。
住んでよかったと思うこと
県外で暮らしたことで、魚津市の環境の良さに気づきました。私は、海と山が近い魚津の環境が大好きです。そして、主人は釣り好きなので、とっても楽しんでいます。のんびりとした暮らしもあっているみたいです。
最近、魚津の環境はもちろん、食べ物などの素材の良さも実感しています。
生活パターン
ここが不便だと思うこと
車がないと不便に感じると思います。なので、運転免許は必須かなと…。
不便ということとは関係ないのですが、私は魚津市で生まれ育ち、ずっと住んでいるのに地元の情報をあまり知らないです。移住者の方の方が魚津市の情報をよく知っているなって思います。私自身がもっとアンテナを張ることも大切ですが、情報を得ることができる場所、モノがあればいいなって思います。
私は、「shufuu:le(シュフーレ)」という「日々の食と暮らしを応援する!」主婦の団体に関わっているのですが、ここでの活動がとても刺激になっています。とにかくみんな生き生きしているというのが第一印象でした。仕事に対しての姿勢もですが、日常の世界が変わった感じがしました。活動の中心となっている人が移住者の方ばかりで、富山が地元である私も、もっともっと富山での生活を楽しみたいと思っています。
移住される皆さんに一言
田舎だから自分の好きな仕事に就けない、何もできないと思っている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。小さな市だからこそ、起業して自分の仕事を作ることが可能だと思います。私自身も造園業という狭い世界にいて、中々異業種の方と知り合うきっかけがありませんでしたが、1人知り合いができるとどんどん世界が広がりました。これも地方都市だからこその広がり方なのかなと思っています。
また、魚津の環境だからこそ、子どもと家の周りを散歩しているだけでも、虫探しや、草花の名前を言い合いながら楽しめますよ。
令和元年9月 インタビュー