「海と山のある魚津を気に入っています」
- 年代
- 30~40代
- 職業
- バリスタ
- 出身・今まで住んだことのある地域
- 神奈川県、東京、トロント、メルボルン
- 移住区分
- Iターン
- 家族構成
- 夫婦
移住までの経緯
高校卒業後、いつか自分のお店を持ちたいと思いをもちつつ、バイトをしながら国内外を旅していました。
魚津に住むかもしれないと思ったのは、パートナーである蘭の祖父母の家が魚津市にあり、蘭がその家を継ぎたいという想いを持っているのを知ったときです。僕はもともと、コンクリートジャングルの中で生活するよりも、土のある田舎の方が好きだったので、魚津に住むことに抵抗はありませんでした。
現在、親類からの紹介で、魚津総合公園無料休憩所「みんなのみなと」のシェアカフェで「café PUMP(カフェポンプ)」を出店しています。
*「café pump」
pump(ポンプ)とは、水・空気を注入し、吸い出すという意味がある。
お店に来てくれる人、そこに関わる人に対してお店という場所や、コーヒー、そのほかの色々な物がその人の心により良い気持ちを送り込む『PUMP』というツールとなり、クリエイティブな生活を送ってほしいと思っています。
移住のきっかけ
神奈川での仕事に区切りがついたのと同時に、富山で仕事を見つけることができ、魚津市に移住してきました。
魚津市に住んでから1年経った頃、ワーキングホリデーでメルボルンに滞在していました。メルボルンでの生活がバリスタになるきっかけとなりました。
メルボルンのカフェには、色々な価値観を持った人や、世代が気軽にカフェでの時間を楽しんでいました。
いろんな価値観を持った人が集まり、それぞれが主張し、受け入れるそんな場所を自分たちも作っていきたいと思っています。
住んでよかったこと
山菜取りに行ったり、畑にいる時間が好きです。
畑ではハーブを中心に植えています。少しずつ色んな野菜も植えてみたいと思ってます。
魚津に住んで、初めて山菜を食べたのですが、大好きになりました。僕は、朝が苦手で中々起きられないのですが、山菜取りに行くとなると、ぱっと起きられます。
親戚や魚津でできた知り合いの方に時々海釣りや川釣りに連れて行ってもらうこともあります。
素材を気軽に取りに行って調理して食べられる、それがとても幸せです。
苦労したこと・していること
苦労していることは特に考え付かないです。
引っ越す前に雨が多いと言われていて、心配でしたが思っていたより多い印象もなく、そこまで気になっていませんし、雪国ならではの雪かきも楽しく感じれています。
方言もニュアンスで理解できたり、わからなければ聞き直せば教えてくれるので大丈夫でした。
周りの人たちがいつも助けてくれたのでとても楽しく過ごさせてもらっています。
移住して驚いたこと
植えていた“じゃがいも”を猿に全部持っていかれたことには、驚きました。
山にいると、カモシカや猿との距離が近すぎてびっくりします。
今では慣れてきましたが、やっぱり近くに動物を見つけると立ち止まって見てしまいます。
生活パターンの変化
移住前の生活と比較して変わったこと
電車に乗らなくなりました。もともと、人込みが苦手で、電車も得意ではなかったので、楽になりました。
移動が基本的に車なので、どこかに行こうと思い立った時に電車の乗り換えの時間調べたりしなくていいのがいいですね。
あとは、釣りたての大きな魚の差し入れを頂くことも、今までにはなかったことです。
また、釣りたての魚だけでなく、お野菜や山菜などのおすそ分けを親戚や近所の方がくれる事もあります。
魚津に住み続けたいですか?
僕たちは、思い入れのある場所に住んでいたいと思っています。魚津には山もあって海もあって、生活して純粋に気に入っています。祖父母のつながりも大切にしたいので魚津市以外に住むことは、いまは想像できません。
メルボルンのカフェで感じたような、心地よさを感じられる場所をもしできれば公園の近くで作りたいと思っています。
令和3年5月 インタビュー